隣人は悪人

隣人は悪人

前回のブログから引き続き、優位性をつけたがる人間の本質について考察したいと思います。
人は生まれながらにして平等はない。好きなあの子が好きな子はあの子。そう、思いもイコールにはならないのが人生。
願っても届かない。実際的な行動によってしか運命は掴めないですし、道徳感を高めていかなければ平等の意味を知ることは出来ない。
SNSなどで完璧を求めすぎる現代。まずは自分の不完全さを許して、相手の不完全さを認めることが出来なければ、それこそ「なぜ生きているのか?」という問いに個人としての回答が出せないのではないか?

最近読んだ記事では昔”もし全ての人が同じ背丈だったら?”というコンセプトで体感アートをした人物がいた。
それぞれが同じ背丈になるために幾つかの高さの厚底ブーツを作り、来館者は展示スペースでそれを履き、背丈を合わせるというもの。
これは人間が生まれながらに持っている他者との比較がなくなったときに何を感じるのか?というテーマがあります。特徴がなくなった人を目の前に我々は単に人として対峙なければいけない。本来そうでなければいけないのに、人間特有の競争本能が邪魔させているのでしょう。

例えば温泉で裸同士で話をするのも同じ事だと思う。ファッションという武器を外して個として何を話すのか。ファッションは一つのアイディンティですから、それを削ぎ落とすことは自分の一部がなくなると言う事。

辛さも痛みも幸福もその人にしか知り得ないからこそとても大事な感情。それを否定することは出来ない。

ましてや、人の職種をとやかく言う筋合いはどの角度から見ても無い。完全な人権無視である。

今回紹介するmelted mirror braceletは未知との遭遇です。考察なくして否定はさせません。

ヘリンボーンのシルバーチェーンを重力のみでブレスレットとして構成している、無機質なブレスレット。
しかし着用したら表情がまるで豹変します。

しなやかさと優美さをを兼ね備えた新種のクラゲのような、まだ見ぬ宇宙人のような。強いインパクトとは裏腹に落ち着きがあり気品を感じざる得ない

陽陰な魅力とは常に:CAFCAのプロダクトに精通しているものですが、un iversalでそれを表現できたことは、着実に次のステップへ進んでいると言えます。

more than less
満たされたいと思いつつ、我々は手放したいとも切望している。

隣人は悪人であり、誰かの隣人は私だったということもありますね。

melted mirror bracelet
pierceもありますので、合わせてご覧くださいませ
melted mirror pierce

BGM;忘却 -utada hikaru feat. kohh-


 

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