が、心を健全する唯一の解決策だと思う。
人と比べない、アイデンティティなどの精神論は一年間インターネットを断ち切ればさらっと解決します。
熊は一度自分のモノにした食料が、取られると必ず取り返しに来るそうです。
手放すという仏教的な考えはやはり偉大ですね。
以前のblogにも書きましが、live感が好きなのですね。
とあるアーティストのライブへ行かせて頂いたのですが、セッティングや演出はグラフィックを駆使した、異次元レベル。しかし歌声はどこまで行っても生。エフェクトや口パクではなく、己の体力次第というような、緊迫した素晴らしいライブ。特に聖歌隊には完全に面食らってしまい、出だし早々に涙腺が緩む始末。
二時間ほどの公演でしたが、30分ほどの体感。没入するって本当にトリップ
モノ作りでもプリントで刷った露骨なTシャツも好きですが、一点一点ハンドで縫われているものの方が愛でる度合いで言ったら完全過保護。
本日のご紹介はまさに手作業の賜物
染色家の古谷絵菜氏と:CAFCAの出会いはかれこれ8年前ほどでしょうか。
こちらの酉年年賀状が最初のお仕事でした。
その頃から「普段手にする事がないろうけつ染や、伝統工芸を一般的な価格で人々の手に触れたら、モノの価値はもっと変わるんじゃないかな」なんて話していたのがスタート。
一年に一度この4月に干支をテーマにハンカチーフを作ることになりました。
あと11年も何の制約もない自由で危なっかしいクリエイティブが出来るなんてなんて素敵なんでしょうか。
今年の干支は”うさぎ”
普通の切り口だと’うさぎcかうさぎk’をイラストしていくというデザイン工程ですが、:CAFCAが仕掛けるデザインは会話ですので、一筋縄では行きません。
ガッツリ人参。
我が家の愛犬は体内時計がコンピューター並みに正確。ご飯の時間の発狂っぷりったら凄いんです。
我々人間は何千年もの間、食に対し甘やかれて来たので「今日は〇〇かな〜」なんて、贅沢な悩みを持っていますが、人間以外の殆どの地球生命体はほぼ同じ物を食べています。
蟻くらいですかね。とてつもなく雑食なの
気が荒いうさぎも、優しいうさぎも、ちょっと抜けているうさぎもみんな人参を愛してやまない。
それはエナジーになり、エンジョイし、全てあり、人参がない人生なんて空虚だ。
ということで、このようなデザインに纏まりました。
白文字がろうけつ染で記事の上にロウで執筆。そうすると、ロウが乗っているところは染まらないという仕掛けです。人参の立体的な染色はさすが古屋絵菜氏の仕事。これだけ抽象的な人参が奥行きと味っけを持ってしまっているのですから。古屋絵菜氏の作品は花をモチーフに、実際に山に入って植物を見て感じて作品に落とし込みます。グラフィックではともて表現出来ないグラデーションが特徴的です。
何だったら葉っぱ食べる的なお話も伺った事があるような
ここからは製作工程を見て頂きたいと思います。
まずはシルクの生地を専用の工具を使って”ピシッ”と張らせます。
そこへ下絵を
とにかくここからは一点一点、一瞬も気を緩めない戦いが続きます。
染めた生地を専門の業者さんで荒い、ロウを落としてもらいます。
塗りたての赤も素敵じゃないですか
自然乾燥させます。
ここから第二ラウンド”巻き縫”
エルメスやビックメゾンの巻き縫いとはいきませんが、ミシンで一気に縫うよりも全体の温かみが出ます。
このプロダクトはとにかく「受け手の責任」にフォーカスしています。上記の一連の作業、古屋氏のアーティストスキルを考慮したら裕に3万円ほどの価値があります。税込7,700円というハンカチーフとしては少し高いくらいで提供することで、値段以上の何か、クリエーションの力を感じて頂きたい。対価という事について考えて頂きたい。という願いがあります。
みんなが欲しがって、そのようなプロダクトを所有することがレアなのではなく、自分の物差しで「良いと思うもの」と生活をして頂きたい。
こちらは色落ちの可能性がありますので、他の洗濯物と一緒には洗わず、手洗いでお願い致します。
アートが日常に溶け込むとはこのことではないでしょうか。
ガシガシ使って頂けましたら幸いです!
こちらは無くなり次第終了となります。
こちらのパッケージでお手元へ届きます。
この上ない上等なハンカチーフでお手洗い後を鮮やかに
zodiac sign handkerchief
BGM;Life so herd -aloe blacc-