クラシックについての回想

クラシックについての回想

2年に一度はクラシックが掘りこされるファッションサイクル。ファッションのアンチテーゼと逆説的主張によるものですが、常に”クラシック”に立ち返ってリセットされるわけです。長く続くストリートの波も徐々に落ち着きを見せて、ビンテージとクラシックへと舵を取り始めていますね。テーラーリングは基本的に襟元に大胆なデザインはせずに、ミリ単位で設計されるラペルと脇の絞り方によって個性を出す。このコートの考え方はテーラーリングに寄っていて、微妙な襟のサイズ感とボックスシルエットにデザインが詰まっております。タイトフィットのボックスシルエットは身体的もコーディネートの目線からも、いじり甲斐がなく退屈してしまうので、中にジャケットなどを着ることを前提とした大きめのボックスが味っけがあるなと。


音楽で言うと開放的なヒップホップを聞いていると、ふとビルエバンスなどのジャズを聴きたくなる。脳内休憩みたいなものですかね。

小雨が降る中傘を刺さずにコートの襟を立て、足早に酒場の扉を押し開けて中にはいる。一息つきながら周りを見渡し袖口をクッと折り曲げてステージのピアノへ腰掛ける。

観客はほっとした様子で演奏に酔いしれる。

なんて言う一節が似合う生地質と配色。

横から見ると裾の広がりが程よく、オーバー過ぎないビックシルエットが心地よいです。



モデル;166cm 痩せ型

強めなブラックスタイルも外せません。

パンツは生デニムでコートの生地質と相性バッチリ。足元はトレッキングシューズで少しボリュームを持たせ、こちらもコート同様に「オーバーになり過ぎない」がポイントです。スクエアサングラスでさらに引き締めて、お財布もミニマムに


こちらのblogでも紹介しておりますので、お立ち寄り下さい。

VKW01-W002 (Women)



最近めっきり従来のお財布を使わなくなってきました。ミニマムであることは自由である事と同意義だと感じます。そこには他の選択肢があると思うのです。

今年も残すところ4日です。皆様にとって、どのような一年だったでしょうか?
SNSではなくface to faceで友達、ご家族と話してみては如何でしょうか。

次回blogは12/31土曜日です。

BGM: Juno -Choker-

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